骨粗鬆症とは


閉経前後の女性においては、女性ホルモン(エストロゲン)の減少が顕著となり、これが健康にさまざまな影響を与えます(更年期障害参照)。骨粗鬆症は体中の骨の量(骨の密度)が自覚症状のないまま減少し(骨がスカスカになる)、骨折しやすい状態になる骨の病気(加齢に伴う変化)で、女性に多いといわれています。

なぜ女性に多く、しかもまだ老齢期ではない40〜50代から骨の中のカルシウムが失われてしまうのでしょう?エストロゲンは骨が破壊されるのを防ぎ、骨の中にカルシウムを蓄える働きがあります。ですから、エストロゲンが急激に低下する更年期には骨の量も急激に減少すると考えられるのです。
  予防・治療には以下のようなものがあります。

  1. コンスタントに運動を心がける
  2. 食事(カルシウム摂取)
  3. 薬物療法
    • H.R.T.(ホルモン補充療法)
    • カルシウム剤
    • ビタミンD製剤
「骨の量」は簡単に測定できます。ぜひ、ご自分の「骨の量」を自覚して快適な生活が送れるようにしていただきたいと願っています。
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