「子宮筋腫」があると言われたのですが・・・。
子宮筋腫は成人女性の3〜4人に1人が有していると言われる良性の腫瘍で、多くの場合30〜40歳代で発見されます。
子宮筋腫を持っていてもほとんどの方(80〜90%)は特に症状や問題はなく、治療も必要としません。
日常生活に支障が生じて何らかの治療が必要となるのは少数(10〜20%)です。治療が必要となった場合、手術の方法としては開腹手術のほか腹腔鏡手術などがあります。
お腹を大きく切って行われる開腹手術に比べ、腹腔鏡は腹部に5mm〜1cm程度の穴を4箇所ほど開け、そこから小型カメラや器具を入れて行われるため、傷が小さくてすみ、術後の痛みも軽く、回復が早いなどのメリットがあります。 ただし手術に熟練を要し、特別な設備が必要となるため、受けられる医療機関は限られています。当院で金曜日の婦人科外来を担当している浅川恭行医師は産婦人科分野での数少ない内視鏡(「腹腔鏡」は内視鏡の一種)の専門医(日本産科婦人科内視鏡学会の技術認定医)です。 当院の外来で治療のご相談(診察)を受け、実際に手術が必要となった場合には、浅川医師の所属する東邦大学医療センター大橋病院にて本格的治療を行うということも可能です。 ご希望される場合は金曜日の浅川恭行医師の診察をお受けください。
(学会出席等で不在の場合もありますので事前にお電話で確認されることをお勧めします。)